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訓練中の盲導犬も公共の交通機関に


 盲導犬の訓練犬が電車などに自由に立ち入れず、十分な指導を受けられないでいるため、厚生労働省は30日までに、改善策を講じる方針を決めた。訓練犬であることが分かる統一マークなどを導入し、盲導犬に準じて扱うことを検討している。
 身体障害者補助犬法は公共施設などが盲導犬の同伴を拒んではならないと明記しているが、訓練犬に関する規定がない。そのため、事前申請を求められたり、駅で訓練を拒否されたりするなど指導が困難になっている。
 日本盲導犬協会など全国の10団体は9月、一定レベルに達した訓練犬は、証明書を携帯すれば交通機関などで同伴訓練できるよう要望。補助犬法を所管する厚労省は「改善が必要」と判断、訓練犬であることが分かるマークの導入などに向け、関係機関との調整に着手した。訓練団体の指定権限を持つ国家公安委員会も「必要な協力をしていきたい」としている。
 日本盲導犬協会によると、鉄道に関しては、訓練できない駅があるほか、1カ月前までに書類で訓練内容の提出を求める鉄道会社もあるという。
 全国盲導犬施設連合会は「駅などの交通機関は最も事故が多い場所。視覚障害者に安心して引き渡せるように、十分な訓練を必要なときにさせてほしい」としている。
by wappagamama | 2012-10-31 11:41
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