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雨の慕情?…


 お盆の13日に、雨にたたられたなどとは、つゆぞ わたしの記憶にない。

 最も 墓参りには縁が無くなった時期もあったので、あくまでもプライベートでの事ではあるが…。

お坊さんが 拝に 来てくれる前に、仏壇に仏様を迎える準備を済ませ、いつ来るかわからないお坊さんを待っていた。

どんよりと垂れ下がった雨雲を気にしながらのその時間は、なぜか長く感じられた。
少し空が明るくなり始めた頃、息子は「雨が降らないうちに行って子よ?」と そそくさと準備を始めた。


 今年の3月に七回忌を終えた父親の墓参りの準備も、もう わたしが手を出さなくても、彼はちゃんと準備をし始めた

花っこ・ろうそく・線香・ライターは勿論、お茶と水、そして、お墓にお供え用の蓮の葉セット。
それも何件かスーパーを回ったが思うようなものが無くて仕方なく買った後で見つけたといって、立派な蓮の葉セットを買って来ていた。

その中には、わたしも今まで見たこともないような物まで入っていた
十種類以上もの、超ミニミニ野菜
触覚的にもとても楽しいものだったので、視覚的だったら、きっとモット楽しいはず…。

この日だけのために、農家の人たちが作ってくれたものだろうなと思うと、またわたしの好奇心が騒ぎ出す。
(あぁ~写真に撮っておけばよかったな~?)

その中に赤飯・とうもろこし・枝豆・茄子のさいこロ切りをしたものを追加。
あっ? スイカを忘れた…。 ま いか? とうさんごめんしてけれ?
雨の慕情?…_c0121604_11143087.jpg


お墓に着いたら案の定雨がぱらついてきた。
エルモは車の中で待ってなさいねと言い聞かせて、
小雨の中を墓前にむかった。

前々日お墓の掃除も済ませてくれていた息子は、家から持ってきた水を、花たてにタップリ注ぎ、それにあわせて花の長さを切る音。
ちゃんと花 ばさみも持ってきて痛んだと、おもわず微笑んで(ほほえんで)しまったわたし。

だがその頃になると雨も大粒になり、傘を持ってこなかったことにチョッピリ後悔していた。
「この雨だったら、ろうそくも線香も消えてしまうね」というわたしに「大丈夫だ ちゃんと 消えないように、屋根のようなデザインになっているから」と息子。

自分で準備してきただけあって、息子は手際よく一連の所作を無事終了した。

雨の中、小走りにエルモの待っている車へ乗り込んだ。
今年はわたしは高みの見物。
by wappagamama | 2009-08-14 21:03
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