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カサブランカ・くちなしの花 かおりの競演


仕事も出来ないで、毎日落ち込んでいるわたしのことを心配してくれている方たちがエルモのほかにここにもいる。

 わたしの健康上の心配は勿論なのだが、実は、わたしが仕事ができないでいると、その人たちに大変なご迷惑がかかっていることを、以前にも書いたことがある。


 そのグループのことを以前「J・Jグループ」と紹介したことがある。
そのJ・Jグループの間でわたしのことが話題になり、コンナに長い間休んでいるのはおかしいと、代表者が抜き打ちで視察に来た。


 丁度そのときわたしは、下駄箱の掃除をしていた。
抜き打ちで視察に来てくれたSさん、まずはビックリ。
「あや~! えがった~? 元気そうでえがった! えがった!」と 抱きつかんばかりに近付いてきた。

 「ごめんなさ~い」 いつまでも電話しないでごめんなさい」と「仕事が出来るようになったらこちらから電話するからといっていたので、遠慮していたその人たちがとった行動がこの抜き打ちの視察だった。


  患者さんたちのことが気に成っていても、自分の体がゆうことを利いてくれないもどかしさを話しているうちに、涙がこみ上げてきた。
そんな苛立ちを消すかのように押し入れや下駄箱の片付けをしていたわたし。
ゴミ袋にかれこれ20個もの、ものを捨てた。
「過去(かこ)も おもいでも 何もいらない」
これから先も健康で仕事をして行けるかどうか?これから先も仕事が出来る条件を保っていられるかどうか、先のことが不安になっていた。
どうしようもない体調不良に苦しんでいた。

静かにわたしのそんな話を聞いていたSさん。
「わたしもおんなじだったよ 父さんが倒れたとき、わたしもしぇんしぇど同じおもいをしてたんだよ、そのときにしぇんしぇに助けてもらったんだよ」だから今日の抜き打ちに、しぇんしぇの様子 見にいぐのは、あなたが一番適任だといわれてきたのといいながらそのSさんも一緒になって鳴いていた。


もらい泣きにまたもらい泣き …みんなのやさしさにまたまた こみ上げる涙…。
わたしの重荷にならないようにと、みんなで気配りをしてくれているJ・Jグループのみなさん。
みなさんの そんなやさしさが身に染みる


 いつまでも落ち込んでいられない。
いつまでもぶらぶらしては いられない。
気合で何とかなるのなら「気合だ! 気合だ! 気合だ!」とほえてみたいところだが…。

 ホエルかわりに 深呼吸をしてみたら、なんと かぐわしいかおり?。が…。
エルモのお部屋の窓の下には、しろ・ピンク・オレンジ 3色のゆりとカサブランカの花が、が 今 がさかりと咲き誇っている。
そして、もうひとつ、あま~いかおりの、くちなしの花。
待てども待てどもふくらまらないつぼみたち。
20個以上もの沢山のつぼみをつけたのははじめて。
来るヒモクル日も触ってそのつぼみのふくらみを確かめていたのに。
雨の後の晴天の腓、そのつぼみはいっせいに咲いた。
玄関と窓の戸を開けておくと、それはそれはかぐわしいかおりが家の中まで…。


 そして、北側の治療室の窓辺には、これまた雨に打たれたアジサイの花の真っ盛り。
これまた 治療室の中はアジサイのかおりが充満…。
今年は草花を増やすのはやめたと決め手、さみしい日々を過ごしていた。
だが このゆりと カサブランカとくちなしの花だけは、毎年自力で咲いてくれる。
だからだから こんなふうに立派に咲いてかぐわしいかおりをただよわせてくれることに、とてもとてもこころがなごまされる。
やはりわたしは、自然の草花たちがだいすきなのだ。


 
by wappagamama | 2009-07-09 22:02
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