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最近の患者さんの傾向その2


  昨日の患者さんの続き。

この患者さんが現在の苦しみを抱えてしまったのは2年前。
スナックを経営しているその患者さんは、客とのいざこざが原因で、2回の会談から突き落とされ、脊中を骨折したとのこと。
胸椎の13番だったか腰椎の1番が、親指の先ほどの大きさで真後ろに突起していた。

 痛みもその周辺が激しく初診のときは触ることさえできなかった。
うつ伏せもできないからねと、前任者から引き継いでいた。

 長い入院治療の末、入浴が許可されたときに、自分の体の変化に驚いたが、尚も背骨を触ってみてびっくりしたとのこと。
素人でもはっきりわかる背骨の突起、驚いてすぐにお医者に告げたが、医者も気づかないでいたらしくレントゲンを撮っただけだったとのこと。

 しかも 数ヶ月入院治療をしていたのにただの一度も医者に体を触れてもらったことがなかったと訴えている。

この現実と事実にも驚いたが、検査検査の世界なので、資料とのにらめっこなのだから、仕方がないのかもしれないと思いながらも腹立たしい。

まかり間違えば、下半身不随になっていたかもしれないほどの大怪我。
「それが 回避出来たことはすごいラッキーだと思うよ」とまずは現在5体満足でいられたことのありがたさを考えてほしいという思いを伝えた。

「そうなんですよね そうなんですよね」とはいってはいるが、その患者さんの頭の中は「悔しい!悔しい!痛い 痛い」だけで一杯になっている。
誠意の全く感じられない相手の仕打ちに、見舞いにも来なければ、貧乏で金がないからと賠償金もびた一文でていない、裁判沙汰も自己負担という最悪な状態が2年以上も続いているという。
そんなことがまかり通る世の中だということに対する悔しさも重なって、彼女の心身は悪口憎怨の巣と化している。

 その憎しみのやり場を失ってしまい、「神頼み」までしたとのこと。
来院するたびに約こ一時間泣きながら訴えているその患者さん。
ほとんど素肌になっている全身を、素手で触診しながら接触鍼とお灸を施した。
「先生の手優しくてとっても気持ちいいー」とまた泣き出す。

 事故以前は53キロあったのに、15キロやせたというその体は、本当に痛々しいほどまでに衰弱している。

 憎しみ続けることだけで生きがいを保っているような、最悪な状態のその患者さんの、治療を終えると、私自身気が奪われてものすごい疲労感が襲う。
「治療を終えて帰る際に必ずといっていいほど、「先生また明日来ます、助けてください、何とかこの苦しみを取ってください お願いします」と深々と頭を下げられると、何とかしてあげなきゃという気になってしまう。

今のところ入院中なので本音のところ少しホッとしている。


いけないし、ストレス解消もしなければいけない。

わたしのストレス解消はなんていったって「STT」。
秋田まで行って練習に汗を流せばスカッとするというわけで
す。


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by wappagamama | 2010-02-21 11:48