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大曲駅での出来事 最終編


 大曲の治療院で、3人の治療が終了するまでのほんの2時間ほどの間の出来事でした。

  前後左右 周囲の状況など気にせず、個人的感情をむき出しにできる人には、ほんとうに久々に出くわした。
それと正反対に、そんな苦々しい現場に遭遇したもう一方の方の、人間性豊かなやさしさを行動に移してくれた方。
相反するふたつのパターンを短い時間に体験した私でした。

 動物を愛せない人、動物を愛している人、この二つのパターンを思うに、心の豊かさと貧しさを感じてしまう。
これはあくまでも私が愛犬家の立場で見るからそう感じるののだろうか。
今回は、ほんのちょっとしたすれ違いの時間の出来事だったけど、これがもし、災害時の避難場所だったらどうなるのだろうと考えたら、身の縮む思いがした。
障碍者が避難場所には居られなくなり、危険がいっぱいの自分だけのエリアで過ごしたという体験談はわんさか聞いている。
自分でもやはり耐えられないだろうなと思うと同時に、エルモのことを思うと、やはり二人っきりで崩れかかった我が家で過ごすだろうなと思う。

今回は全面的にこちらサイドでサポートしてくれた方がいたから私自身はさほど苦い思いをすることはなかったものの、見えていた晴眼者にしてみれば、それはあきらかに気分の悪いことだったと思う。
駅で乗車拒否をされたときに、ご自分の車で送ってくださった若い男性からメールが届いていたのに気づいたのはそれから3・4日してからだった。
タクシーの運転手があまりにも不親切な耐応だったため、その男性はタクシー会社に電話をかけたとの内容でした。
会社としてではなく運転手個人の判断で盲導犬を断わったとの事のようでした。
その男性は、運転手に個人攻撃はしないようにと伝えたそうです。
そこのところの考え方も違います。
相反する感情的な二人とは全く違う紳士的な考えです。
もちろん、会社側では、ご迷惑をおかけしたと陳謝していたことは言うまでもありません。
そして、「今日、盲導犬の賢さをあらためて実感しました。
車のシートに乗らないで、狭いのに足元に座っているんですね。」メールの最後にこうしるしてありました。

この場をお借りしてご親切にしていただいたことにお礼申し上げます。
これからも盲導犬に応援していただきますようよろしくお願いいたします。
メールをいただいたことに、初秋のさわやかな風が吹き抜けていくような清清しいおもいでした。
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by wappagamama | 2013-08-30 13:46

大曲駅での出来事その3


  ぎりぎりセーフで入ってきたそのk・kさんは、「どうぞぉ」という先生の声に引かれて、速やかに治療ベットに入っていった。

 アレッ? 肩透かしを食ったかな」 とちょっぴりまが抜けてしまった私は、すごすごとトイレから出て「Kさぁん」と声をかけた。
「 柿崎さん来てたのね?エルちゃんがいるから 柿崎さん 来てると思った」といとも涼しげな言葉が返ってきた。
「Kさん 私がいないのにエルモだってわかった? 」と聞くと「ウン  お仕事中だから「シィ~っ」って知らん顔してきたけど、エルちゃんったら尻尾振って私の後を突いてきたのよ」
と 盲導犬の友人(?)としては、まさに優等生!(どうだぁ!」エヘン
私がえばることではないか?(ヘヘ)

「さっすがぁ~!」とうれしくなった私、気を良くしたところでKさんに尋ねた。
「Kさんこの後湯沢に帰るの?」「あぁそうそう 柿崎さんたち用事があったら寄っていってもいいし一緒に乗っていきましょ?」 とまたまた偶然に帰りはKさんのボルボに乗せていただいて帰ることに決まった。

 治療院で私たちがそんな内話のやり取りをしていたときに、玄関のドアが開いて無言でまたそのドアが閉まったのを感じていた。
待合室には二人と一頭の盲導犬で座るゆとりはなかった。
その人はおそらく犬が苦手の人だろうと思っていた。
Kさんは会計を済ませながら、私たちが用事を済ませやすいコースを話しながら、帰えろうとしていたとき、受付の電話が鳴った。
電話に応対していた先生の奥様が「はい今帰るところです、3人一緒に帰ります」と私たちの関係者かなと思ったが、イヤ そうではない、さっきドアを開けて直ぐに閉めていった人からだろう。
そう その人は 私たちが出て行くのを車の中で待っていたらしい。
車に乗る前に娘がエルモにおしっこをさせたり、Kさんがエルモのために後部座席を広くしてくれたりしている間、車の中で待っていた次のお客さん(男性)は私たちのその様子を苦々しい顔をしながらじぃっとみていたらしい。
犬がいることが気に入らなかったのか、時間を待たされたのが気に入らなかったのか、自分の車に触られるのが気になったのか、車から降りもせずただ見ていたようだ。
なんか意地悪そうなその男性のことが娘もKさんも気分が悪かったらしく、「なあにあの男性気分悪いね」と声を合わせてしゃべっていた。
なんかその男性といい、駅で乗車拒否をした運転手といい、二人とも自分の感情をストレート二価を煮出している光景が目に浮かぶ。
世の中には犬が苦手な人もいると思うけど、あれほどまでにあからさまに態度に出されると、本当にがっかりしてしまう。

その日大曲でほんの一瞬すれ違っただけのよっつのパターン。
二つは気分を害したが、もう二つはそれと正反対で、盲導犬に対してのやさしさがにじみ出ていた。
Kさんの運転する車中では、そんな話に花が咲き、高速に乗ったボルボはまるでエルモ談義が空を飛んでいるようだった。
そんなさなか、私の携帯に一本のメールが入ってきていたのに気づかなかった。
次回へ続く
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by wappagamama | 2013-08-28 21:37

大曲駅での出来事その2


 12日の2時からの予約に間に合った私と娘は、かねてからの思いを遂げてほっと安堵し、帰りの電車時間までどうやって時間を過ごそうと気にかけていたとき、先生のKさんの口から意外な言葉が発せられた。
「この後直ぐ、K・Kサンの予約が入っているよ」何気なく発せられたその言葉に、私は思わず「エッ?!」と 目を見開いていた。

 そう そのK・Kさんは、わたしの一番のご常連さんであり、私が体調を崩したり・長期旅行で休業したときに、ここの治療院を紹介していた。
全国区で飛び回っていた方なので、体調管理には大変機を使っておられた肩であり、また 活動範囲が広いため、分刻みの多忙のなか、時間を調整しては、私のところとここの治療院の掛け持ちをしておられた。
その事実は、K・Kさんからもそうだが、何よりここの先生Kさんが、詳しく私に話てくれていた。
そうゆう関係の患者さんはそのK・kサン一人ではない。
そのいずれの患者さんも、そうゆう繋がりであることには誰一人違和感を感じていない。
超多忙なかたがたの健康管理を、第一に考えてとった私の選択であり、私以上に確かな技術は信頼しているK先生だからこそ安心して預けていられるのだから…。

 何より 私自身が体調不良になったときの駆込寺なのである。
健康管理を必要としている側と、治療院を経営している側、お互いの立場で、需要と供給のバランスがばっちり保たれていると感じている。
数年前から続いているこの関係性は、誰かが誰かに気兼ねすることなく、いたってオープンにそれこそ健康的な関係であると自負している私。

 あえて言えば、最近のわが治療院の患者数がめっきり少なくなっいるのが気になるけど、それは私自身の体調不良のため、仕事に気合がいまいちというのが原因だと思っている。
につけても、上記の話に出ていた方たちとその周辺の方たちは、我が家治療院の今でもナンバーワンの患者さんたちである。
細々ながら私はこの方たちに生かされているようなものである。

回りくどくなった話を軌道修正します。
私と娘の治療が終わったころ、そのK・Kさんと思われる車が駐車場に入ってきた音がする。

ここで出くわすのは初めてのこと。
どんなリアクションをするのかなと、私はとっさにトイレに隠れた。
というのは、普段治療中いつもエルモのことを見ていてくれているK・Kさんは、エルモの表情しぐさ・全身の毛並みや背中の毛の生え方の波模様などなどありとあらゆる特徴を的確に掴んで私に教えてくれている。
K・Kさんのお宅にも大型犬小型権がいて、その愛犬に対する繊細なやさしさを知っている。
エルモにとってもK・Kサンのお宅は駆込寺にもなっている
熱中症になったときに助けていただいたり、私が腰痛のときK・Kサンのお宅でシャンプーをしていただいたりとエルモにとってはいろんな意味で「オアシス」である。
そんな風にいつもかわいがっていただいているエルモのことを、私がいないのに、こんなとんでもないところで出会っても、エルモとわかるだろうか? とチョッピリいたずらごころで確かめてみた。
K・Kさんのリアクションが気になる私
次回へ続く
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by wappagamama | 2013-08-28 12:36

大曲駅での出来事


 今月の12日、東京からお盆帰省のため、娘があきたこまちでやってきた。

 大曲駅で私は娘と待ち合わせ。
かねてから、私は大曲の知人の治療院で健康メンテナンスをしていた。
湯沢からは少しいえ 大分遠いけど、私的にはいろんな意味でそこの治療因は会っている。

 息子と同居していたときは、息子に送迎してもらって通っていたが、息子が就職して今は福島。
また 一人暮らしとなった今、大曲まで通うのは至難の業。
イエ 行って行けないことはないが、電車から降りてからのことを考えると、タクシー代が馬鹿にならない。
そこで、今は「同行援護法」という昨年からだったかな、新しく法律が改正されて、大幅に改革された。
今年の7月から私もそれを利用させていただいている。
そして、大曲まで週一の割合で通院して治療を受けている。

普段娘と電話でそんな話をしていたところ、娘もその治療院で治療をうけたいということになり、大曲で待ち合わせをしたというわけである。
東京からの「あきたこまち」は、大曲着1時30分少し前だった。私は湯沢からエルモと1時過ぎには大曲に到着していた。
娘のメールによればこまちは30分ほど遅れているとの事。
治療院には、2時から親子二人と予約している。
30分遅れのこまちを待っていれば、2時からの予約に間に合わない。
時間の調整ができるかどうか治療院に電話してみたところ、後がつかえているので調整は難しいとの事。
しかたなく、とりあえず私だけタクシーで治療院に向かうことにした。

大曲駅西口待合室は初めての場所だった。
ヘルパーさんと着ているときは、歩いて近いほうの、東口から出るので、西口には来たことがなかった。
間取りも方向性も全くわからない。時折タクシーらしい車のドアの開閉の音がかすかに聞こえるだけ。そちらの方向に向かえばタクシー乗り場なのかもしれないと思いながらも、
直ぐそばで、箒とちりとりを持って掃除をしているおばさんに、声をかけてみた。

「すみません お仕事中すみませんが 私をタクシー乗り場まで連れて行っていただけませんか」とお願いしてみた。
返ってきた言葉「ホラホラ 目の前だんしよ まっすぐいげばそごさタクシー待ってるんしよ」となにやら指を刺しているらしい。
「あのぉ すみません 私 目が見えなくて…」と言いかけたとき、近くでその様子を見ていたのか、若い男性が「私が案内します」と私の手を取って歩き始めた。
その男性は私の足元で布施をしていたエルモの事を見ていたのか、盲導犬イコール私が目が不自由な人と結びついていたらしい。
それにつけても、掃除をしていたおばさんは、私が目が不自由だということには気づかなかったのか、またエルモのことにも気づいていなかったのかもしれない。
取りあえず、このお二人の反応の対比を考えると「クスッ」と噴き出しそうになった

 その男性は、タクシーの運転手さんに「お願いします」と声をかけてくれていた。
するとその運転手さんは「前の車にお願いします」とのこと。
男性は前のタクシーの運転手さんに同じように声をかけてくれた。
すると、返ってきた言葉が「犬はだめだんし」とのこと。
男性「イヤ これは盲導犬です」と再度お願いしてくれた。
が、返ってきた運転手さんの言葉は相変わらずストレートに「犬はだめだんし」ときっぱりと断られてしまった。
しかたなく再度後ろの車に声をかけてくれたが、それは予約の車とのこと。
暑いアスファルトの駐車場、おまけに車の排気ガスがやけに暑苦しい。

 と、男性が、私の手を引いていった先の車のドアを開け、「乗ってください」と私を座席に誘導してくれた。
「エッ? 一瞬状況判断できず、「駅の方ですか?」とちぐはぐな質問をしていた。
(な わけがないのに)
そんな私の質問は後回しにして「ホラホラ 涼しいべ?」とエルモに話しかけていた。一刻も早く盲導犬を涼しくしてあげようとしてくれている様子が伝わってきた。

 車のエンジンと同時に、エヤコンをかけてくれたらしく、暑さに弱い犬のためにその方の優しさがうれしかった。
機敏に判断し、機敏に行動してくれているその方は、次の行動に移るために「行き先はどこですか」行き先の名前だけわかれば後は調べます。
そうだった 私は「。。地両院」という名前だけ走っていたが、住所は知らなかった。
と思っているうちに、その男性は、治療院に電話をして住所と道筋を聞きおえていた

行き先が定まって一息ついたのか、男性はやっと事情を話してくれた。
あきたこまちに乗ってくるお姉さんを出迎えに来ていたけど、30分遅れているから大丈夫と話してくれた。 
それにつけても、。。治療院は駅から近かかたからよいけど、これがもし2・30分もかかるところだったらご迷惑をおかけしてしまうところだった。
前に出て出迎えてくれていた治療院の奥様にバトンタッチを見届けた後、私のお礼などそこそこに、その男性はすぐさまUタウンして戻っていった。
滑り込みセーフで、予約に間に合った私が治療を受けているうちに娘がやってきた。
治療院では、その男性の取ってくれた機敏な判断力とすばやい行動力の話で盛り上がったことはゆうまでもない

後日談あり… 次回へ続く
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by wappagamama | 2013-08-23 21:27

ヤレヤレ やっと一息つきました


 前回の更新から丁度一ヶ月という長いご無沙汰でした。

6月 7月8月と、なにやら「心ここにあらず」といった漢字の忙しさでした。
講師に渡って、次々と抱えてしまった仕事は、自分の都合で調整できないほどの忙しさでした。
その間、危うし立った私自身の体調の調整をするための時間をしっかりと取り込んでいたため、この猛暑にもかかわらずなんとか乗り越えることができました。
イエ 今のところはですけどね?…
私の場合、いつも 秋坂になって体調を壊すパターンですので、問題はこれからです。

 エェ~っと 一ヶ月の間の出来事が溜まりにたまっております、話題は満載です!
書きたいことは沢山ありますが、先ずは、うるかしておいたシリーズものを片付けてしまいましょう…
この先をお読み下さる方は、ご面倒でしょうが前回の記事をどうぞご一読ください。


 4時半から開始した「地域交流事業」としてのボランティアマッサージは、年々定着して期待度が上がってきているのを感じる。、
まだお会いできなかった方もいたが、終了時間となり後ろ髪を惹かれる思いでその場を後にした。
職員さんたちが玄関まで誘導・それぞれの履物を一人ひとりに手渡してくれ、帰りの挨拶で盛り上がっていた。
ここで流した汗の分だけ、次は冷たいビールで喉を潤すというスケジュールとなっている。
靴を履いて玄関に出ている会員さんたちは、もうそちらのほうへ心が向かっている。
そんな時、直ぐそばで「Iです」と声がした。そこには、あの記録長に書かれてあった「Iさん」と「Sさん」たちが見送りに着てくれていた。。

時間まで間に合わなかったのか、それとも込み合っていたから遠慮したのか、ただ黙って抱きつかんばかりに手を握り合っていた。
そしてそこには、そのほかにあの記録長を見つけてくれて読み上げてくれた
「Sさん」もいて、「柿崎さんは昔の記録長を 宝物だって言って大事にしまって痛んだよ」とみんなの前で話してくれていた。
それを聞いた数名の見送りの方たちがさらにまた、手を握りに着てくれた。
十数年前のあの「0」からのスタートをしていたときの、あのヘルパーさんたちの一生懸命な暖かいサポートの光景が一瞬によみがえった。
「やりすぎだ」と叱られながらも・上司の目を盗んでは尽くしてくれたヘルパーさんたち。
そしてくしくもその日のその場面には、その睨みを利かせてくれていた長さんも見送ってくれていた。
十数年の時空を超えて、色々あったが、長い月日をかけて、長いお付き合いの中から、今はもう、時代が変わった。
その長さん自身が率先して、私たちのためにご尽力くださっておられる。
なにしろ、ナンバーつの立場にある方なので、その方の一言は確実である。
赤い羽根共同募金酵母菌に関しては特にその方のお力があってのことである。

またその方のお心を捕まえてくれたのは、誰言わん、我が湯雄視障協副会長Kさんの大いなる貢献がもたらしたものである。


 その日の社共の玄関では、十数年の私の歴史が蘇ったかのように、過去現在・そして未来をも照らしているかのように……
考えすぎかな?… 映画の一場面のなかにでもいるように感じた
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by wappagamama | 2013-08-19 16:37