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救急救命講習会


1月27日日曜ッ日 わたしたちの所属する視覚障害者福祉協会では、救急救命の講習会を開催しました。
わたしたちのこの会は、一昨年創立25周年記念を迎えたという歴史も長いのですが、新規の会員さんが少ないこともあり、年々その平均年齢が高くなっています。
とはいっても嘆き手をこばねいてばかりはいられません。
そこで役員会で提案されたのが、救急救命講習会でした。

最初は 救急救命を受ける立場の人の方が多いのでは…とむしろ救急救命を受けるときの方の講習をうけたほうがいいんじゃないかなー? などと密かに不謹慎な事を考えたりもしました。
それに賛同して参加してくれる会員さんがどれだけいるか心配でしたが、イザ 募集をかけてみたら意外と反応が良いのにビックリしました。

 これまでは 高齢者のことを考えて、どちらかといえばホテルでのテーブルマナー講習会や、講話を聞いた後、温泉に浸かってご馳走とお酒、それにカラオケそれから屋外での寄せ植講習会などとお楽しみコースを企画することが多かった。

  地元の消防署から5名の救急急命隊の方々が指導にいらしてくださった。
受講生の約半数が現役で開業している会員さんだったということと、お話してくださる急命隊の高橋さんの熱心さとお人柄にみな 時間の過ぎるのも忘れていました。
119番通法から 急命隊が到着するまでの、一国も無駄に出来ない安全で確実な患者への対応の仕方!どうしてそれが必要なのか!ということを約2時間!
講師の高橋さんのそのお話し振りには受講生 みな聞き入っていました。
当日は、さぽーと会員としての家族の方が3名。健常者用にAED(除細動機)(アレッ この字でいいのかな)を実施するグループ。
と、受講体験者 数名と、全くの初心者 数名のグループに分けられ、それぞれ実技がおこなわれた。

 講習会は予定より大幅に時間が経過したが誰もがみな真剣だった。
その後に控え氏新年会でのワインのおいしかったこと!おいしかったこと!
勿論受講した皆さんからの感想が盛り上がり、いつもの年寄りお酒が進みました。

この講習会を企画交渉してくれた、我が視障協の事務局長さん。
そして飲み代が大幅にオーバーしたブンも、全てやりくりしてくれた事務局長さんに感謝! かんしゃです。

そして 本当は今日は休日だったと力説しておられた、講師の高橋さん本当に有難うございました。
こんなすばらしい機会を与えて頂きましたことにココロヨリ感謝申し上げます。
そして いつまでもみな 現役のままで、社会に参加できることを願っていることを
今回 改めて再確認することが出来ました。
今後とも 楽しく生き生きと集える視障協として、みなさんからの応援お願い致しまーす。


追伸
最初はお利口さんに布施をして待っていたエルモも、実技がはじまると ジワジワと匍匐全身死みんなのところに近付いていっていたようです。実技がオワリ、講師の高橋さんが最後のまとめに入るとき、「ハイハイこっちこっち」と手を叩くと、エルモは自分が呼ばれたのかと思い、喜んで突進してきました。
あっちこっちからみんなが「エル エル」って呼ぶもんだから、おおはしゃぎ!
でもわたしの「ノー 待て」の声で、やさしそうな人のところへ逃げて行き布施をしています。
そんなときわたしのところへ来れば、叱られるのを知っているので、いつも優しくしてくれる人のところへ行くんです。
そんな様子を見ていた講師の高橋さん、もうすでに高橋さんも「エル エル」って呼んでいます。
「そうかー エルはみんなのアイドルなんだー」と目を細めている様子。
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by wappagamama | 2008-01-30 22:32

あのドカ雪からやっと一段落!


 毎日降り注いだ雪をも ものともせずに、我が家の同居人とエルモクンは大奮闘してくれました。
1メートル以上も積もっていた、屋根の雪下ろしも済み、後は下ろした大量の雪の処理を済ませればしばらくは落ち着いていられそう…。
と ホット胸をなでおろす間もなく、今度は大量の投雪による、流雪溝の洪水が発生!

 毎年恒例となっていることではあるが、発生する場所は毎年同じ下流である。
それも個々に手押しダンプで投入しているうちはよいが、除雪機を使って一気に投入すると事件が起きてしまう。
庭先や玄関まで水浸しに成っている。
さいわい我が家は上流のほうなので浸水の被害はまずもって心配はないが、そうなると赤旗が立てられて上流は勿論水は流れてこない。
となると 屋根から下ろした大量の雪は敷地内のあらゆるスペースを占拠してしまうことになる。
いつもの年だったらそんな場合、車が一台駐車できる程度・そしてひとっこがひとり通るのがやっと、しかも足元は超でこぼこで、足を踏み出す場所が少しずれただけでも、ずごっと抜かってしまう。
たとえて言えば、地上5・60センチ上にでこぼこの点字ブロックを2枚並べたくらいの幅の道、しかし 上下左右はそれとははるかに不規則である。その点字ブロックから足を踏み外すと後はぬかるみなのである。 
シルバー人材センターから派遣されてきている七十代の男性3人がかりでもそれ以上のことは望めない現状兌った。

 今考えてみれば、作業する人も高齢者、そしてそこに住んで利用する人も高齢者。
しかも2所帯とも十度の障害者。
もし不幸にして、火災でも発生したらどうなるのだろうと、考えただけでもぞーッとします。
 

 最近来院する患者さんが入ってくるなり、決まって発することばがある。
「すごい! たまげだ! 綺麗!」と…?。
わたしが豆鉄砲を食ったような顔をすると、「しぇんしぇの息子さんって 素晴らしいしごどをする人だんしなー?!」とのこと。
治療中も屋根の上野作業の音が伝わってくる。慣れない事をして危なくないだろうかとか、要領がわからずに屋根を傷つけたり氏やしないだろうかとか、心配しながら物音に耳を傾けていた。
そしたら患者さんいわく「上手だ! 年季の入っているプロよりはるかに上手だ!」とのことそれは室内に居てもその作業の物音で判断しているようだ。
そういわれてみれば 作業の音はいつも一定で、静かである。わたしの心配は取り越し苦労のようだった。
あんまりみんなが褒めてくれるもんだから、患者さんを角送りするついでに、わたしもその様子を確かめてみた。
なんと屋根から下ろした大量の固い雪は、我が家の玄関の前を除き、その他の窓側と、隣の空き家のほうまで、雪のブロック塀 状体になっている!ということは、地面から垂直に上に積重なり、軒下くらいまで高い!。
しかも足元はといえば、地面に水平で車が往来できるようになっている!。
手と足と背中で確かめたわたしも思わず「ウワー! すごい! きれいだごどー!」と心が躍った!
考えたら彼が今までにした仕事として、わたしが直接確かめることが出来たのはこれが初めてではなかろうか?
彼は運動不足解消に丁度言いとはいっているが…。
それにしても屋根の雪下ろしも2所帯聞やっつけてしまった!
さすが! 屋根の上の同居人いわく「膝がガクガクいいだしたであ」とのこと…。
毎日プー太郎なんだから、冬は逃げていかないんだから、ゆっくり休み休みやらにゃばでげにゃんだ」と屋根の上と下で常連患者さんを交えて会話が空に弾む。

「 エルモ登って来い?」と青空に反響する兄さんの声に、エルモはどうしようと思ったのか、ちぎれんばかりに尻尾を振ってあせっている!
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by wappagamama | 2008-01-30 18:23

エルモの 凧揚げ

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by wappagamama | 2008-01-21 22:57

ボクも一緒にお手伝い アーァ いそがしい! いそがしい!

ぼくは ノーリードでも
     ちゃんと ヒールして じゃまにならないようにしてるんだよ!
  
           ねっ いいこでしょ?

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「毎日よぐ降るんしな~!」
人と出会えばこれが合言葉のようになってしまった。
屋根の雪はもう 1メートルは積もったといっている。
土日ともなればあっちこっちから屋根の雪下ろしの話題が出ている。
我が家もそろそろソノ時期のようだ。

今までは 空から降った雪だけを寄せて流説溝に流してやればよかったが、今度は屋根の雪下ろしをすれば、ソノ下ろした大量の雪の処理もしなければいけない。
しかも 屋根から下ろした雪は、長い時間か飼っているので硬くて重い。
住宅地といってもこの辺はまだ敷地が広いので雪のやり場があるが、一回でも屋根の雪下ろしをした後は、敷地内は大幅に狭くなる。

 エルモはにいさんが雪投げをしていると、玄関の前で直立不動のまま、ジーっと行ったり来たり雪運びの作業を、目で追っている。
背中に雪が積もってきてもひたすら ジーット目で追っている。
かわいそうだから今日は、リードを離して見た。
喜ぶ! 喜ぶ! おおはしゃぎをしている!
そして にいさんがダンプで雪運びをしている足元に、ピタット「ヒール」をした!
「エルモ グッドボーイ! よしよし いい子だよ」
にいさんが雪を運び道路側に積んでおく作業をしている間中、エルモはにいさんにヒールをしたまま一緒になってお手伝いをしている!?。

だ がそのうち 徐々にすこーしづつ離れていって、雪の中に鼻を突っ込んで遊んでいる!
でも にいさんが呼べば大急ぎですっ飛んでくる!
そして再びにいさんの雪運びを手伝っている。
ハー ハー ハーいいながら さもイソガシそうに いっチョ前に仕事をしているかのように…

 ソノ様子をどうにかして写真に収めたいとわっぱがまま、携帯でシャッターを押すが中々うまくいかない。
相手は動いているし、180センチのにいさんとソノ足元に居るエルモを同時にカメラに収めたい。
雪を踏みしめる靴音と、雪の上を滑らすダンプの音と、時折エルモに話しかけるにいさんの笑い声だけを頼りにシャッターを切っている。
以前はよく使い捨てカメラを使ったが、それよりはるかに携帯のカメラは難しい。
どんなアングルで撮れてるのかな~?

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あんつぁの あだま 切れだアングル・・・
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by wappagamama | 2008-01-21 21:52

永遠の憧れ…? をゲット!

08・1・20 
 先日わたしの誕生日に花束をくれた友人が、今日がその人の誕生日。
こんなに日にちが近かったら、忘れたふりも出来養い クスッ
サーッテ? 今度はわたしの方からプレゼントをしなければ…?
色々考えた結果、隣町のあるお店へ行くことにした。
何年も前から今度一度行こうねって話だけで終わっていた店である。
話には聞いていたけど是非一度行って見たいと思っていた店である。


 そうそれは ビーックな海老フライを食べさせてくれる店です。  
隣町の西馬音内(にしもない)ここは三大盆踊りの地元「西馬音内盆踊り」で有名なところです。
みなさんはご覧になったことありますか?
すばらしく優美な踊りです。今度是非一度見にいらしてくださいね。(オーット また脱線!)

 そうそう 海老フライのお話でしたね。
中・大・特大の三種類があり、「中」 でも充分満足するよって聞いていたけど、今日は特別お誕生会だからと奮発して「大」を注文した。

 ジャーン! 目の前に現れたその海老フライ!
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同行した我が家の同居人に、携帯をわたし、証拠写真とってと頼んだら、早速タバコのの箱を添えてパチリ!

衣がぱりっ賭していて中の海老がプリプリ!・しかもジューシー!・さらに頭からシッポまで本物の海老!。
なんとそんなビックな海老フライがどーんと三匹も…!
「大」でこれだから 「特大」だったらどんなんだろう?特大も三びきなのかな~?とか、今度は他のものを注文しないで、その特大だけ食べてみようか?などと話が弾み、ビックな宵は過ぎていきました。

幾つに成っても大きな海老フライにはある種の憧れがあります。
そんな憧れをゲットした楽しい夜でした。 
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してまじ これがぁ “いちご大福” だごでゃ~
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ほろぐたげ うみゃったごでゃ!
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by wappagamama | 2008-01-20 12:13

魅せられて…



昨日いただいた花束。
触覚と香りでしか楽しむことが出来ないわたし。
部屋中バラの香りが漂っている。
視覚で確認してもらおうと、同居人に見せた。
花といえばチューリップとバラしか知らないといっていた同居人。
あまり期待はしていなかったが、
ことばで表現してといってみた。
「ウーン? きれだー! すごいきれだ!」
といってるうちに身を乗り出して「バラってこんたにきれだっけがー」と真面目に見入ってる。
次にデジカメや携帯を取り出して写真を撮り始めた。
花瓶にさした花束の周りをあっちへこっちへと回りだし、いろんな角度から撮っている。

今までの人生において、何度となく花は見ているはずだ、なのに 今 このバラに彼は魅せられている様だ。
彼は今 ばらの虜になっている。
わたしにうまく伝えようとする気持ガ上の空のようだ。
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by wappagamama | 2008-01-17 16:08

はじづがしながら、花束なんかいただいちゃって… バーヅデー


かれこれ何回目のバーヅデーになるのだろう?!
数えたくないお年頃となりましたが、思いがけなく友人から花束をいただきました。
いくつになっても嬉しいもんですね。
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 最近はみんな気を使ってくれてのことか、殺風景なバーヅデーを過ごしていました。
唯一頼みのつなである、愛娘さえ「アラッ わすれでらっけー」といって日付変更線を超えてから、かろうじてメールが届く程度となっていました ト ホ。

 それじゃーあんまりだべやー という思いがあったのかどうか…。
今年はあまり寂しいお誕生日はイヤだなーと、思ったのかどうか?…
昨日ヘルパーさんにショートケーキを買ってきてもらいました。
それもわっぱがままのぶんと同居人のブンとそしてユーパスクンの聞の3個です。トホホホホこれまたさみしーい気持にさせられちゃうよね 笑い。

 そんな複雑な思いをしていた昨日のことです、古い友人からかわいい花籠が届きました。
触ってみようと近付いたら花の香りが…(^^♪
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そして今朝 別の友人から、今日はロイヤルホテルの月一回、恒例食べ放題バイキングランチノ日なんだけど、行かないかとのお誘いを、受けたので行って来ました。
ホテルのレストランは、もう満員で少し待っていなければ、席が空きません。
友人3人とおしゃべりしながら、おいしいランチに舌鼓を打ち、最後のデザートを食べているときに、友人の一人が席を立った。
席に帰ってきたときには、なんだか チャラチャラ ゴワゴワ物音がする。
と思った瞬間、ジャーン! 誕生日おめでとう! とわたしの手に大きな花束が…!
うれしーっ! と思う前に、こんな大勢の人の前で、誕生日なんていわないでよ!
声が大きすぎるよ! という気持ちの方が消し去れづ、はにかみながら仕様がネーなーなんて顔で受け取っていたのではないかと思う。

 でもまぁー この年に成ってもわたしの誕生日を覚えてくれている人がいたことは嬉しい限りです。
後でえるちゃんにもケーキなめらせて上げるからね(^_-)-☆
あっ でも ワンちゃんはケーキ食べると下痢するんだっけ…! ゴメンゴメン…
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by wappagamama | 2008-01-16 21:29

外は銀世界、治療室に咲いた一輪の赤い花


ここ数日降り続いている雪は、もう 全てのものを、真っ白く包みこんでしまいました。
野山の銀世界は絵画のように美しくさえ感じますが、実際生活している町の中では、これまた想像を絶する困難が待ち受けています。
まめに除雪をして車や人の歩く道路を確保しなければいけません。
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 我が家の駐車場も今年は広々と除雪をしてくれています。
いつもだったら車が一台ヤット駐車できるくらいしかスペースがありませんでした。
今年はなんといっても同居人が雪寄席をしてくれるので、奥のアパートまで、広々としています。
デーサービスのワゴンが入ってきても何の問題もありません
今までは70台の人たちが数人で雪寄席をしていたのにスペースはギリギリしか確保できませんでした。
それでもみんなの体力が悲鳴を上げていました。
一冬に数回はいざこざがぶっぱつしました。
「おめだえのゆぎだべ」とか「おらえさよごすな」などと醜い争いがありました。
雪のない季節は仲良く暮らしていても、いざ 雪が降りソノ量が多くなるにしたがって、野山の美しさとは反比例して、人の心を醜くします。
お互いがみんな譲り合ったり我慢したりしているのに、中にひとりでもわがままな人がいるとその関係はかなり厳しい状況になります。
さいわいなことにそのトラブルメーカーさんが、去年引越ししていきました。
なので周辺は平和です。(ほんとはこんなコと言ってはいけないんでしょうが… でもそれは厳しい現実でした」
でもその代わりそこのスペースをひとりで除雪しなければいけなくなったという現実からも逃避で来ません。

そこに 今年からは我が家の同居人の出番です。
若い力って素晴らしいですね。
あの厳しい状況から一変して、今は何の心配もなく安心して毎日を過ごして居られます。

回りはみんな民家なので、雪は流雪溝に流します。
町内ごとに時間を決めて水門を空けます。
それまで人っ子一人通らなかった、ご近所の道には人があふれ出てきます。
流雪溝の時間帯は一日に30分です。
ソノ時間帯には患者さんの予約も取れません。車の往来も出来ないほどにみんな夢中で作業しているからです。

そんな厳しい雪国の生活の中にも、嬉しい出来事がありました。
4年ほど前に買った、サボテンが真っ赤な花を咲かせてくれたのです。
治療室は暖かくしているので、初夏になったと思ったのか、去年一つも花をつけなかったのに、待ちわびたように今年 もう 可愛い真っ赤な花を咲かせていました。
なんてゆう名前の花だったかなー?。
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厳しさの中でこんな一輪の花のお陰でとてもこころが和みました。
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by wappagamama | 2008-01-16 14:47

わたしの治療室から その3


 お話が脱線しマクっていルついでといっちゃー なんですが…?。
大根の話で思い出したことがあります。
前回の大根のお話は、どことなく身が痛くなるような笑えない笑い話でした。
でも今度の大根のお話は、正真正銘 心の痛くなるお話です。

 今から3年ほど前の初秋のことです
知人から紹介されたといって、五十台半ばのひとりの女性が来院しました。
本人のお話によれば、3年ほど前から更年期障害のような不定主訴があり、かかりつけの主治医へ通っているが、症状は思わしくなく、主治医に心療内科を勧められている。とのことでした。
現在のその患者さんの一番不安に思っていることを尋ねたところ、ポツリポツリと語りはじめたが、言いたいことがうまくことばにならないらしい、
それではと 質問の内容を変えて、「今まるまるさんが一番つらいところはどこですか? そして それさえなかったらどんなに楽に成るか?というところはどこですか」と尋ねたら、今度は立て板に水津式に語り始めた。

 患者さんの訴えたことをまとめるとこうゆうことでした。
ひとつには、冷蔵庫を開いてもソノ仲に入っているもので何を作ればよいのかわからない。どうやってご飯の支度をすればよいのかわからない。そしてふたつめは、主治医が怖い。
自分が若いころその主治医が開業する医院に、事務として努めていたことがあり、クスリの内容を知っているので、自分が飲んでいる薬のことを主治医に聞いたところ、思いもよらない怖い顔で怒られたとその恐怖を語った。
そして、他の病院へ行くようにといわれていると、そこまで話したらこらえているものがあふれたかのように泣き出した。
ベッドの上で膝を抱えて、丸くなって泣いているソノ肩をそっと抱きしめたら、細くやせた体が力なく小刻みに震えていた。
 

 主婦の仕事が何もできなくなったばかりが、夫や息子に負担をかけていることの心苦しさ。
何を食べても味がしない。
これから自分はどうなっていくんだろうと将来の不安などなど自分自身を見失ってしまって苦しんでいる様子が痛々しく感じました。

 その後治療を受けたあとは気分がよくなり、何かをしたい気分になると言って、4・5日間隔でせっせと通ってきていました。
それから一月半くらいしたころ、「しぇんしぇ 大根持って来ました」と 見事に育ったすごく大きな大根2本、新聞紙にも包まないで袋にも入れないで冷たい裸のまま胸に抱きかかえて立っています。
わたしが手を添えるとその大根はずるっと足元に落ち、ソノ大きさにビックリしました。
大根を作ったのがご主人、そして昨日収穫し洗って泥を落としてくれたのが息子さん。いつもだったら自分と旦那様と二人でやっていた作業だった。
初めてやった息子さんは要領がわからず大根を洗うのに力を入れすぎて、大根のその肌は皮が剥けて痛々しい。

 そして治療が始まった。
ふっと気が付くと、すすり泣きをしているようだ。何か心配事があるのと尋ねると、口を開いた。
もしかすればもう 先生のところへ来れなくなってしまうかもしれない」とのこと。鍼灸治療に通っていることを、息子さんが主治医に話をしたら、勝手にしろと怒られたとのこと。 
なんと理不尽なことか!
それを聞いた私も腹がたったが、患者さんの気持を考えると何も言えない。
家族や主治医に見捨てられるようなことになったら大変だと思うのは当然です。
鍼灸の治療をはじめてから、自分の状態がどのように変化したか、せめて 家族にだけでもわかってもらうしかないと説得したが…。

  かなしいかな この辺の田舎では、医者も患者家族も、東洋医学の鍼灸に関しての認識は非常に低く、ましてや 「経絡治療」ともなればなんのこっちゃッテ感じです。

 こすりすぎて皮の剥けた冷たい大根を抱いていたその患者さんはやはりそれっきりになってしまいました。
以来大根を手にするたびに、その患者さんのことを思い出し、心が痛くなります。

開業して9年になろうとしていますが、最近やっと「経絡治療」のよさが認められてきました。
ほとんどは経験した患者さんからの口コミです。
「嬉しいXmasプレゼント」の記事でも紹介しましたが、あのようにして、体験して認めてくださった方からの口コミが確実に広がってまいりました。
鍼灸マッサージといえば 整形外科的疾患の適応カと思われがちですが。実際は そうではないことをもっと広く理解していただけたらいいのになーと思っています。
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by wappagamama | 2008-01-12 14:06

わたしの治療室から…その2


 東洋医学の診察法のお話の続きです。
反応がなかったらどうしようと心配しましたが、嬉しいことに、おふたりの方から反応がありました。
しかも その内容はわたしの問いかけにバッチシ正解していたのです。
なので そのおふたりはいずれわたしの治療室に、施術を受けにいらしてくださることと期待し、頸をナが~くしてお待ちして今~酢。

 望・聞・門・切の診断法として説明が残っているのが、「切」でした。
診察=(イコール(このような記号の場合ヨミヒデクンは読み上げてくれません、なのでカッコ書きを添えてヨミヒデクンが対応してくれるように、これからも あえて書かせていただきます))診察=診るです。
聞=聞く=聴覚で確かめるの他に、嗅ぐ=臭覚で確かめると二通りあります。
聴覚での診察方法は前回記載しましたが、嗅覚の診察法を少しお話しましょう。
一番顕著なのは、口臭です。そのほか体臭、これは個人差がありますが、糖尿病など長く患っている人などは、独特の体臭がします。
一番判りやすいのは、シップの匂いを充満させている人です笑い

それではいよいよ問題の「切診」のお話にはいります。
お一人は「脈診」と解答してくれていました。
もうひとりは「触診」でした。
この解答はどちらも正解なのですが、「脈診」だけでは惜しいかな100点満点中80点ってとこかな?。
一方 「触診」の方といえば、切診=(イコール)触診です。
その触診の中で重要な役目を果たすのが脈診なのです。

 望・聞・門・切の4ッつの方法で診察した後、最後に脈を診るのです。
それまで収集した患者さんの情報をまとめたものと、最後の脈診が合致していれば。そのときにはじめて、どの経穴(けいけつ)を選んで、どの手法で鍼を施すかを決めるのです。

 わたしの学生時代、「触診なのにどうして切診というのか」と質問したことがあります。
「細かく切り刻むようにして病巣を診る」 と解答がありました。
その時わたしの頭の中には、現代医学だったらCTスキャンのようなものだなと思った瞬間、次に頭の中に現れたのは一本の大根でした。
そうか あののっぺら棒の大根にも良く観察すると、でこぼこの穴があったり、細い根が出ていたり、水水しいのもあれば、乾燥してしわしわなのもある。
それを細かく切るように指先や手のひらで観察するんだ。と想像したところまではよかったけど、「それを輪切りや千切りにしたら元には戻せなくなっちゃうよな~?」
ア~ァッ たいへんだ~! どうしよう?
 などと想像しながら、授業中ひとりでくすっと笑っていたことを思い出しました。

現在開業して9年になろうとしています。
でもただの一度も、ベッドに横たわった患者さんを、大根だなどと思ったことはありません。(念のため…)
 ホラホラ またまた お話が脱線してしまいました。わたしの悪い癖です。
結局 最初の記事の「カルテ」とは程遠い話題になり、収拾が付かなくなってしまいました。
次回はどうなることやら…
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by wappagamama | 2008-01-10 22:27