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東北ホワイエへ11頭の盲導犬つどう


 11日日曜 日「秋田県盲導犬使用者の会」の定期総会が開催された。
会場は、北海道盲導犬協会東北ホアイエ。
所在地は秋田市大町のビルの一室。
 わたしがそこを利用したのは今回で2回目。
盲導犬11頭、そのユーザー11名、来賓、付き添い、ボランテァ合わせて20数
名。
参加者が多くて嬉しい悲鳴をあげていた、会長の心配が判るような気がした。
でも これはこれで膝突き合わせて、アットホームな雰囲気でわきあいあいと総会は進行した。

 昼食を済ませた後、それぞれのユーザーからのお話しがはじまった。
盲導犬と歩ける喜びを無心に語る、ユーザー暦一年生の新会員さんを皮切りに、々とベテランユーザーの話が続いた。
盲導犬との生活の中には、よい事ばかりではなく、色んな悩みや苦労話なども飛び出した。
犬の健康状態のこと、2頭めの盲導犬に変わってからよくなった人、逆に困った事が多くなった人、などなど話は尽きない。

 今回の参加者のほとんどは、人生の途中で何らかの原因によって、視力を失った人たち。
俗に中都失明者という。
 ともあれ 視力を失ってから、盲導犬と歩こうと決め手、そのパートナーと、二人三脚で歩き始めてからの、その人その人の人生がどれほどの影響オ受けているか計り知れないものがあることは、明らか。

 今回も秋田まで同居人の車で…。
同居人と暮らし始めてから半年。
彼もまた わたしの生活に色んな影響を与えてくれている。
中でも意外だと思いつつも、大変有難い事のひとつに、わたしの行動に付き合ってくれる事である。
たとえばイベントの際のボランテァ、秋田市での会場の場合にはマイカーで送迎同伴してくれる。
彼の仕事の都合で、十数年間、年に数回の帰省というパターンの親子関係だった。
お互いに言いたいことも言えず、なんとなく希薄だったその関係は、ある事がきっかけとなり、お互いが素直に肩の力を抜いて語り合えるようになった。
 
 そのきっかけとは、「ユーパスの死」
ユーパスが突然天に召され、その慰霊式のため、北海道盲導犬協会へ家族全員が参加したときの事。
そこで出会った人々。
そこで受けた感動。
そしてそんなすばらしい人たちの中にいる、わたしの姿。
家の中にいる母親の姿しか見た事がなかったろう、彼の心が何かを感じ取ってくれたようだった。

 娘夫婦は東京から、そして息子は新潟からそれぞれ千歳空港で落ち合った。
盲導犬とそのユーザー三十数名ボランテァ・職員の方々二百名以上(?)り、2泊3日。
北海道盲導犬ユーザー研修会の渦の中にいた、わたしの家族。
そして 家族全員のこころを大きく揺さぶった!
慰霊式に引き寄せた、ユーパスの優しさがそうさせたのだと私は思う。

 以来息子、娘夫婦共々、家族全員の絆がより強いものとなった。
と同時に、盲導犬に対する興味も強くなり、盲導犬協会のサポート会員としても登録。
定期的に配布される「協会だより」にも興味津々。
他のワンちゃんたちにも逢いたいと、わたしのゆくところ、盲導犬のいるところ、率先して同伴してくれる。
今と成っては、私に対する優しさよりも、むしろ 他の盲導犬に対する興味の方がは
るかに強いようだ。
そうやって 彼なりに興味を持って楽しみながら同伴してくれている事の方が私自身も嬉しい。
ここだけの内緒の話だけど…
其の方が私自身も気が楽…。ウフフフフ

 アレッ? また話が脱線しちゃってる~。
その日 秋田からの帰り道、湯沢の千年公園にて、藤まつりを見てきました。
朝から一日付き合ってくれた同居人。
カーラジオから 母の日の話題が…
嬉しい母の日でした…
by wappagamama | 2008-05-13 15:53
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