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母校で思わず感動

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6月14日(木) 今日は わたしの母校 湯沢西小学校へ行ってきました。
7年ほど前に4年生に点字の授業のお手伝いをしたのがはじまりで、以後盲導犬のお話や、視覚障害者の理解などのお話を利かせて欲しいとの依頼があり、ほとんど毎年のように招かれていました。
今回も、昨年同様湯沢市社会福祉協議会からの依頼で、4年生が対象です。
4年生になると、国語の教科書に「点字」の授業が組み込まれています。
何処の学校もその時期に合わせて、総合的学習の一環として福祉の勉強をしているようです。

 わたくしごときが教壇に立つなどと考えられないことでしたが、盲導犬と生活するようになってからです、教育現場に招かれるようになったのは。
盲導犬との実体験を、ありのままにお話するだけですけど、これも、そばに盲導犬が居てくれるからこそ出来ることなのです。
盲導犬は わたしにとっても生徒さんにとっても周りの全ての人たちに、不思議なパワーを与えてくれます。子供たちは盲導犬に対してとても強い興味を持っています。こちらが驚くほど、素直に吸収してくれて豊かな感性で質問してくれます。

 お話や質問が終わった後、最後に子供たちとちょっとお遊びをします。
それは、STTの真似事ですが、子供たちにボールを転がしてもらってアイマスクをしたわたしがそのボールをラケットで打ち返すのです。
体育館の床に座って「行きます」「ハイ」という合図でプレーが始まります。
ころがっってきたボールを、カコーンッ とラケットで打ち返した瞬間! 子供たちの歓声と拍手が体育館一杯に響きます。
 
  最後にお礼にと、子供たちからの歌のプレゼントがありました。
そして、無邪気で何も判らなかった自分の子供の頃に歌った、母校の校歌を合唱しました。
人生山あり谷あり波乱万丈の道を一還(ひとまわり)したわたしの声が、純粋に澄み切った100数名の子供たちの声に包まれている不思議な感触でした。
こんな場面になるといつも、ウルウルになり必死でこらえているのですが、今回は、不覚にもその感動を抑えることが出来ませんでした。
汚れたわたしの精神をあの子供たちのきれいな歌声で浄化してもらったような気がします。
by wappagamama | 2007-06-15 09:39
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