毎年忘れもしないで冬は必ずやってくる!
大地震や津波や洪水などの自然災害のないここ湯沢、平穏無事でとても暮らしよい土地柄である。 冬期間の雪対策さえできていたなら、 その対策として、ここ数年派遣センターから作業してくれる人を派遣してもらっていた。 駐車場の除雪と流雪溝の時間帯に合わせて、一日に二回作業してもらっていたお陰で、我が家の駐車場がギリギリではあったが何とか獲得できていた。 仕事の内容に関していうと、胃 が痛くなるような粗末な仕事ぶりだったけど、それでも他に来てくれる人がいないという理由で、仕方なく我慢して3年ほどお願いし来てもらっていた。 春に最後の支払いを済ませる際、その事務所に、また次の季節の除雪の予約をしておくのが私の慣わしとなっていた。 その際、毎年お願いしていたことでは会ったが「できたらもう少し責任のある仕事をしてくれる人をお願いします」と念を押してお願いしていた。 でも私のその悲痛な思いは事務所側には届いてはいなかった。ましてや、作業をしてくれていた本人にも幾度かお願いをしてはいたが、こちらの言っていることにはほとんど耳を傾けてはくれていなかった。 「事務所からは やった日にちと時間だけを報告すればいいって言い割れているから」とこちらから何か話しかけても、大きな声でさえぎるようにしてこちらの話は聞いていない様子。 一回出動すれば事務費・ガソリン代込みで1080円ほどとなっている。(正確には請求書を調べないとわからない) 月末の請求書と作業日支を調べてみると、一回の出動で作業した時間が 15分とか、20分 25分というのが一番多い。月に数回30分たまに大雪が降ったときは45分というときもあったがそれはほとんど数回だけ。 コレを月単位でトータルした稼働時間が書いてある。 稼働時間が書いてあるから稼働時間×単価なのかなと思うが、いえいえそうではありません。 一回出動しただけで15ふんであろうが30分であろうが一回は一回1080円の請求となるのだそうだ。 その辺の基本的運営法からして何だかよく理解できない。 だとしたら、せめてもう少し丁寧に仕事をしていってくれても良いのではと思う。 事務所の話によればあくまでも一回は一回なのだそうだ、ならば せめて、一回の1080円分にちかい見合った仕事をしてもらいたいと思うのは間違っているだろうか。その事業所の経営方針はどうなっているのか全くわからない。 疑問点を聞いてみるが、その都度理解不明な短い言葉が返って来るだけ。 納得の行くような説明がなぜ返ってこないのだろうといつも不思議に思う。 事務所に登録して派遣されてくる人と、事業所の関係もどうなっているのかもわからない。登録されている人のほとんどは高齢者、だからといって無責任な仕事がまかり通るようなことが許されて良いのだろうか。 いや それに関しては今までいろんな人に来てもらっていろんな内容の仕事をしてもらったけど、個人差があまりにも大きい。ただ時間稼ぎをしている感じの人が半分くらいいる。 親身になって責任のある仕事をしてくれる人も3割くらいはいるが、たいていの人はわっぱがしごとである。 そんな風に思っているのは私だけではない。多方面からその事業所に対する苦情不満・疑問点はボロボロ出てくる。 こんな良くない評判が蔓延しているにもかかわらず、当の事業所の態勢は益々横柄な殿様営業が確固たる姿となっているようだ。 それでもどうしても人手が必要なときはいつもその事業所に派遣依頼をするしかない。悲しいかな 、当地にはそれ関連の事業所はそこたった一箇所だけというのも、殿様小胞に成り下がった原因でもあろう。 たまたま 今回別口で家中の年末大掃除を頼んだ。 駐車場の除雪もその前に頼んであったので、雪が降ったら着てくれるものだと思っていた。が内心 得も言われぬ不気味な不安感が消し去れないままだった。 というのは依頼の電話をした際受付の人の対応がいまいち歯切れが良くなかったからである。「作業してくれる人がいません、いるのは去年柿崎さんに行った人だけです、」とのこと、人がいないんだったら選べないのだから仕方なく「その人でもいいですからお願いします。と頼んだ、その言葉に対して受付の女性は「では その人に話をしてみます」とのことだった。話を伝えてくれた跡は当然結果の電話が来るとばかり思っていたが、何日過ぎても音信不通。 この時点でもうすでに客相手の商売をしているものとしては非常識なことである。 それでも待った。確認の電話を入れてだめだったらと思うと怖くて電話もできなかった。正式な返事が来ないということはだめだったのかもしれないと半分はあきらめていた。そして、目の前に迫りくる降雪におびえながら、手当たり次第に作業をしてくれる人探しを始めた。電話掛け捲り作戦である。恥も外聞もかなぶり捨てての電話作戦だった。普段お付き合いのなかった同級生や、親戚いとこたち、はたまた患者さんたちにまで頭を下げて拝み倒した。 この際料金のことはいってられないと、ハローワークにまで頼んでみた。 結果はどこからも「いろいろ探してみたけど 人がいない」の返事が返ってくるだけ… ハローワークだったら料金は高くつくかもしれないけど、今はそんなことは言ってられない。多少高くついたとしても駐車場を獲得できなかったら営業ができないのだからそんなことはいっていられない。 いえむしろ、高くついたとしても確実な仕事をしてくれる人だったらその方がどんなに有難いか知れない。 湯沢の冬は、降雪という大蛇ににらまれたねずみのようなものである。 そしてそれから何週間たったろうか、家中の大掃除を頼むために、また事務所にに依頼の電話をした。 その際「除雪のお願いをしていましたけどその方は大丈夫ですよね」尋ねてみた。「担当は今日休みですけど 大丈夫だと思いますよ」とのこと。 これもまた、確かな返事ではない。がギリギリ頼みの綱を話すわけにはいかない。 大掃除の担当受付の人とのやり取りが合ったため、数回の連絡のついでに、除雪の方も確認していた。 さすが 無視することができなくなったのか、除雪依頼を受け付けたyさんから電話があった。「去年柿崎さんにいった人しか残っていません。 市内にまだ除雪が決まらないうちが30件もあるんです 」とのこと。ハッ?! 30件も残っているのに その人だけがどうして仕事が決まってないの?!」 とは思っていても口が裂けてもいえません。その人でもいいですからお願いしますと頭を下げた。 が? それに対しても返事は返ってこない! そしていよいよ一晩のうちに降った雪が膝ほどまでにも達した。 こんな状況になっているのに???…待てど暮らせど誰も来てくれない! その日はたま玉9時10時と予約が入っている! 自分でダンプで除雪開始した。みぎ肘と肩関節の腱鞘炎が悲鳴を上げている。 ゆきは水分を含んだ重たい雪である。 これで肘や肩が悪化したら、家業の仕事ができなくなってしまう。 そうなったら 今よりもっと最悪なことになる。 思い余った結果、ご近所の酒屋さんにsos電話でお願いした。 数年前もお願いして助けていただいたことがある。そのときは二人の小学生の男の子を連れてきて3人の若い力が、我が家の駐車場をあっという間にきれいにしていってくれたことがある。 その日は息子さんの野球の試合のため一泊で出かけているとのこと。 更に思い当たるところへ電話作戦は続いた。古い知り合いの伝を頼ったり必死の思いだった。 それと同時に、予約の患者さんには事情を伝えて日時をずらしてもらうように頼んだ。その間どれほどの時間が経ったろうか。 玄関の外でなにやら音がするので飛び出していったら、なんと今さっき電話した酒屋さんのお父さんとお孫さんが除雪をしてくれているではありませんか!!! 出かけている息子さんの変わりにお父さんが着てくれたのです。こんなタイミングでこんな力強いダンプの音は何と有難いことでしょう! 車が二台はゆっクリ駐車できるほどのスペースをきれいにしていってくれました。 そこで早速、又雪が降り積もらないうちにと、予約の患者さんたちに連絡を取った。 ぎっくり腰の患者さんだったため、連続3日間の治療が必要だった。 だんな様の車手送迎してもらってきたその患者さんいわく「うちのだんながね 柿崎さんちの除雪ボランティアしてくれるってさ!」何と有難いことか… 「捨てる神あれば拾う神有」とはよくいったもの、でもそのどちらの方も毎日というわけには行かないという事情を持っている。それは私も良くわかっている。あくまでも「そちらの都合のつく日」限りということである。 そうなると、計画的に患者さんの予約を受け入れることができない。 患者さんを受け入れられるようにするためには、いつでも駐車場は獲得しておかなければいけない。それがたとえ、一日に一人であろうが二人であろうが、いえそれすら受け入れることができなくなってしまったなら、確実に死活問題である。 だからこそ、だからこそ、必死な思いで作業してくれる人を探しているというのに?…それなのに それなのに?… このようなことをブログに書いたら益々風当たりが悪くなると思っていたので数年間ひたすら我慢していましたが、こんなことが毎年当たり前のように続いていたら私としては本当に困ってしまいます。 困っているから依頼しているのです。依頼する側の事情をもう少しは理解していただきせめて、最小限の要望だけでも果たして糒と思い、思い切って公開することにしました。 そちら側の言い分もあろうかとは思うが、それならそれで私にもわかるように説明をして欲しい。 先日、同じ事業所から派遣されてきた年末大掃除のための二人の女性の仕事ぶりは今 までのトップクラスだった。 次回からは指名をさせていただきたいとご本人にも事業所にも感謝の気持ちを伝えた。そしてそのほかにも室内の手直しのため、専属でお願いしている人がいる。このmさんも責任のある仕事ぶりと作業時間と費用に関しては本当に良心的で確実な仕事をしてくれている人である。だからこそその事業所ではトップクラスの売れっ子職人である。そのことも地元の評判となっているようだ。 先日仕事の依頼をした際、大掃除に来てくれる人にも当たりはずれがあることを話したら、そのmさんに枠「柿崎さんちさ はんぱなものやったってだめだど」と事務所に一言言ってくれたとのこと。 誰かが・力のある人が一声かけてくれるだけでも、こんな風に待遇が違うんだということもわかりました。 だけどだけど、除雪に関しては人がいないのでどうにもならないようです。泣き寝入りするしかありません。 追伸 駐車場が獲得できなかったら患者さんの予約は受け付けられなくなってしまう。 現在、必死の思いで定期的に通ってきてくれている患者さんたちが十数名いる。 そんな患者さんたちの気持ちを思ったら、簡単に仕方がない冬眠でもするか?などとのんきなことはいっていられない。 私一人の暮らしだったら一冬くらい冬眠していてもいいかもしれないが、でもそんな患者さんたちの顔を思い浮かべたらそんな無責任なことは言っていられない。 何としても、この危機を脱出しなければいけない! 忘れもせずに毎年やってくるこの大きな壁!
by wappagamama
| 2016-12-20 10:26
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