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先週はラッキーなことが三つも重なった一週間でした(STT編)


先週は、ラッキーなことが三つも重なった一週間だった。

 一つ目は、約5年ぶりで、卓球(サウンドテーブルテニス(STT以下STTという)の練習に行ってきました。
横手視障協の皆さんは週に二回定期的に練習をしています。
会場は「すこやか横手」去年から私も仲間に入れて欲しいと頼んでいて、快く受け入れていただいていたのだけれど、何だかかんだか私の方の都合がなかなか会わなくて、ズルズル延び延びになっていた。
体調も復活して、体がうずうずしていたので、速く行きたいと思っていたけれど?…
「横手駅まで迎えに行くからエルモと二人で来い?」と責任者のSさん。
練習日は水曜日、私のガイドヘルパーの援助も水曜日と同じ。
なので、ガイドの日を利用して、電車以外は「歩き」で行きたいという計画を立てていた。

 やっと 調整ができた先週の水曜日。
リュックには卓球シューズ・ラケットそれにエルモの敷物その他もろもろ、前夜からウキウキして眠れない。
当日予報が的中、天候は最悪。
道路が雨に濡れていると、エルモに雨カッパを着せていても、お腹や足が泥だらけになる。
施設内を汚すわけには行かないので、仕方なく往復タクシー利用。
初めて参加させてもらうので、チョット気を使って湯沢名物「オランダ焼き」をタクシーを止めて買い求めた。

 そこは、複合施設となっていて、いくつかのスペースでそれぞれ福祉活動が行われているようだった。
同行したヘルパーさん、目的の卓球質を探しながら、奥へと進むと、カコーン カコーンと軽快な音が聞こえてきた。「あったあった」といいながら「こんにちわ~」とどこのタイミングで声を出そうかと思っていた矢先「あぁあ 柿崎さん よぐきたなぁ」と先に見つけてもらい、先に声をかけていただいた。
その声に誘発されたかのように、次々と 奥の方から「柿崎さんこんにちわー」と聞き覚えのある声が重なって聞こえた。
いつものように慣れた手つきで私の手をとって誘導してくれたのが、責任者のSさん。「エルモをここに繋いでおけ?」と先ずはエルモの落ち着く場所にバスタオルを敷き「エルモ ハイここがベッドだよ ここで待っててね お利口さんだねぇ」とハーネスを外し落ち着かせた。とはいってもそこから3mほど離れたところに後ろ向きでギャラリーの待期席が並んでる。
できるだけエルモに無視してもらうようにヘルパーさんやみんなに頼んだが、しばらくはこっちの方が気になってエルモは落ち着かなかったようだ。 
だが私といえば、ギャラリー席に腰をかけるや維那、隣や前から昔の仲間(県のイベントなどでは年に数回は会っていることなどなど数十年以前からお付き合いのある方たちばかりなので、あえてそう呼ばせていただくことをお許しあれ)。
との挨拶が忙しくて、エルモのことも気にならなくなっていた、というより正直忘れていた
サウンドテーブルテニスというくらいだから、ギャラリーは極力声を小さく物音を立てないようにしていなければ行けない、というルールがあったはずなのに?久々に出会った仲間同士の挨拶は段々声が大きくなっている。
コレジャァ 競技の妨げになっているはず
当然誰かが「シィ~?」とたんに静かになるが?…ごめんなさぁい
挨拶がそろそろ落ち着いたころを見計らったかのように「ヨシ! 柿崎さんやるが? おれどやろ?」とTさん。
入り口でいち早く声おかけてくれたそのTさんは、視覚障害者ではあるが、視力はまだかなり良い人である。
横手の視障協は、視力のまだ残っている人俗に「弱視者」が多いので、他からうらやまれている。なので、秋田の会合のときは、湯沢・横手・大仙と同じ電車ということもあり、いつも誘導していただいている。秋田から
一番遠い湯沢からは、あ 角館の方が大曲で乗り換えなければいけないから、湯沢より時間がかかるといってたっけ?全盲の私がエルモに助けられながら単独行動なので非常に不安で心細い。でも横手まで行けばいつもこの方たちが声をかけてくれ仲間のように一緒に行動してくれる。

 久々に仲間に出会ったうれしさと、久々にラケットを握って汗をかいた心地よさ、最初に私の相手をしてくれたその弱視のTさんだからこそできた、私へ「打たせるためのボール。」なまるだけなまってしまった私のSTT感覚を引き出してくれるかのように?…崩れるだけ崩れてしまった私のSTT感覚だったけど、そのTさんの誘導で何とかおお恥をかくことなく?…。

 私を含めてその日の参加者は10名、何回か一巡して心地よい汗をかいた。
と そんな時「柿崎さん エルモ あきらめて けつ向けて寝てるよ?」と責任者のSさん。
久々の仲間たちの会話と、久々のSTTで昂揚している私は、エルモのことを忘れていた。イエ 本当に忘れていたわけではない、私の頭のどこかに常にエルモは存在している。
私が楽しそうにしていることでエルモも安心して落ち着いて眠っていられたのだと思う。
私にとっても、エルモにとっても、その日は何とも幸せな日だったことか… …
横手・大仙・角館の皆さん本当にありが問うございました。
来週の火曜日はまた参加させていただきまぁす(^^♪




後の二つは次回へ続く
by wappagamama | 2015-04-08 23:01
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