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東京から帰ってきて一週間…



 国分寺の娘宅で過ごした真夏の38日間。

 長い長い東京暮らしからやっと脱出!
あの暑さの中での38日もの生活は正直言って大変だった。
自分の体力の衰えをまざまざと思い知らされた。
こんなことを言ったら娘が気にするかも知れないが、でもこれも受け入れなければいけない現実なのだから仕方がない。

 全般は、一緒に買い物に出かけたり・一緒に台所に立って調理をしたりと結構楽しくやっていた。
だんだん日にちが過ぎ、半端ではない蒸し暑さで体力が奪われ、間取りの違う家ノ中での行動の大変さ・娘婿との人間関係などで日に日に苦痛になり体力が落ちていくのがわかっていた。
自分で自分に治療を施しながら何とかしのいでいたが、正直言って、これもエルモがいなかったら遣り通せなかったと思う。

 今回もエルモは大活躍をしてくれた。
娘の病に対してもエルモはとてもすばらしい癒しの役目を果たしてくれたし、娘婿との険悪な雰囲気にもエルモの存在は大きかったと思う。

 病と闘っている娘のことを思うと、こんなことぐらいで尻尾巻いて逃げるわけにはいかないと正真正銘歯を食いしばった。
私が娘のために何かをしてあげられるのはこれしかない…。
と思っていても、そんな私を見ている娘のほうも辛かったと思う…。

 そんな中、娘の身体的症状も大分改善され、いくらか明るい見通しが出てきていた。
でも娘の身体を蝕んでいる原因は、勤務先の過酷な労働と揉圧のほかにもっと大きな原因があったことに、今回私は確信した。
その原因を改善しなければ、根本的な改善には程遠い。
そして なんとその一番の諸悪の根源に娘自身が気づいていないということにも問題がある。
いえ もしかしたら気づかない不利をしているのかもしれない…。
それを認めることを恐れているようにも思う…。
娘はいつも言葉の最後に、「世の中にはもっとひどい人が居る、私なんかまだまだ幸せなほうだ」と…。
そういって自分をなだめていたのではないかと思う。
それはそれで立派な心がけではあるが、そのために自分の心身を痛めてしまってはなにもならないということにも気づいて欲しい。
世の中にはいろんな人が居る、自分の言動が人に傷つけていることを気づかないでいる人も居るし、また少しくらいのことでは意外と平気で通りすごしている人も居る。
また人を傷つけることなくすごすことはほとんど無理なこと。
自分自身もそのことに関しては一言もない。
だからといって何事にも限界がある。
その限界は人さまざまで、その限界が過ぎると知らず知らずのうちに心も体もじわじわと病んでいく。
自分の限界を知ることも大切なこと。
娘の友人からの手紙の中にあった言葉に私は心を引かれた。
「自分の体の声を聞いてあげてください」と…
体と心の声を聞いてじっくり対話することがどれほど大切かと…。
by wappagamama | 2011-09-18 10:32
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