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直接の案内状のおかげで 一般からの参加者3名と共に流した汗!

 7月3日(日) 県主催 湯沢会場にて、各方面からのご協力の元、「厚生相談会」が無事終了することができた。

当日も朝から雨、肝腎の「道路査察」大丈夫だろうかと最後の最後までハラハラしどおしだった。
一般公募で参加してくれた川連れのSさんは、バス時間の関係で、9時過ぎには駅に来てくれていることになっていた。
私が現地に到着してすぐ、待合室で声をかけてみたが応答がない。
「8時45分のバスに乗って行きます」とご本人と直前に電話で確認していたので、テッキリ・当然来てくれているものと思っていたが…。

 待合室は込みあって混雑していた。
私のサポートについてくれたボランティアのOさん。「それらしい人は見当たりませんよ」と…
私「それらしい人って?」と尋ねたら「白杖を持っているとか…」とことばが返ってきた。
このとき 私は一瞬目が点になった。
そうか「目が不自由イコール白杖」という先入観なんだ?…。

 このSさんは、私たちのボランティアとしてお手伝いしていただくのは、今回で2回目。
初体験の日、何もかも・見るもの聞くものはじめてで、とても感動したと、涙ながらに訴えていたと話を聞いていた。
私たちのボランティアとして、これからも末永く応援していただけることを願っていた。
そして、少しずつ視覚障害者のことを理解していただけたらとおもっていた。
そんな気持ちが根底にあった私はつい「この人は 白杖は持っていないと思います 目が不自由でも一般の人はめったなことで白杖は使いませんから、見た目では何も変らないと思いますよ」
しかもいすに腰掛けていたらなおさらのこと。
だからといって、一人一人聞いて回るわけにも行かないし…。
お互い初対面でもあるし、これは 大きな声で名前を呼ぶしかない。
と再度声を張り上げてみても、応答なし。
Sさんがどの程度の視力があるのかもわからない。
目印に、「私 盲導犬と一緒ですので…」と伝えてもある。
でもそれも 役に立つかどうかもわからない。

 駅前には、会員・建設か・警察・ボランティア・秋田からの副会長さんたちも到着。
Sさんのほかに、一般公募で参加してくれた人たちも無事到着してきてくれている。

 一番早くから来て待ってくれているはずのSさんだけがまだ見つからない。

私たちが集団で活動するときは、いつも声をかけあって確認しあう。
視力で確認できない分、聴覚で確認するしかないのである。
大衆のなかで大きな声で個人名を呼ばれるのに、抵抗を感じる人もいるかもしれないが、お互いが顔を知らない場合ではそれは仕方がないこと。

 もう 制限時間でもあることだし、最後の手段、わが視症協きっての、大声の持ち主Kさんに、「川連からおこしの STさぁん」と呼びかけてもらった。

 いましたいました ずぅっと 50分近くも待ってくれていました。
後で築いたら人込みの中ででは、若干耳が聞き取れなかったのかもしれないと感じた。
ごたごたしているうちにいつの間にか雨は上がり、2コースに別れ、蒸し蒸しする湯沢の街へと出発。
by wappagamama | 2011-07-08 07:21
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