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低反発ふとん&記憶長合金

 マットレスとも違う・羽毛布団とも違う・棉布団とも違う、体の形にやさしくフィットしたなんともいえない寝心地。布団は煎餅布団が一番と自負していたわたしだったが、こんな気持ちのいいのは初体験。
あまりいうとコマーシャル料をもらっているのではないかと思われるかも…
一回それを経験した後でふたたび煎餅布団に戻った今、何回も寝返りを打つ自分がいる。
そして、痛い方の股関節を下にして寝る癖があるものだから、夜中に何回も違和感を感じて、どうすれば楽になるのか探しているようだ。

 上にはフリースとガーゼを重ねた回巻きだけでほっこりしていたのが、その上にかけ布団をかけなければ寒い。

 人間一度いい思いをしてしまうと、それまで普通だったことがこんなにも?…。
それとも、今までは、少し体を粗末にしてきてしまったのだろうかと思わないでもない。

  だからといってまたその気持ちよさを続けていたら、今度は旅行や外泊などしたときにどうなるのだろう… という心配も出てくる。
あぁ~…  そんなことを考えていたら、今夜もまた眠れない… とほほほ わらい

そんな風に人間関係も心身ともに優しくソフトにできたらどんなに素敵だろう…などとふっと思ったりして…。ふふふ
夢見たいな話…。
現実はそれと全く相反することばかり。
相手にだけそれを望んでも無理なことだし、この年になるまで積み重ねてきた人生はそう 簡単に変えられるものでもない。
周囲を見回してもみんなそれぞれの人生を乗り越えてきているのだから、これから何かを変えられるとも思えないし?…。
一人一人がみなそれぞれの記憶長合金みたいなものだから?…。
何かの力で一時形は変わっても、その場を離れればマタモトニ戻る仕掛けになっている。わらい。

 それが気になるからといってすこーし向きを変えようとしても、それは結局自分に跳ね返ってくることになる。
低反発なソフトさを体験しながら、自分を含めて周囲はみな記憶長合金なのだから。



 
by wappagamama | 2010-11-12 20:50
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